完全紹介制 中小企業の社長様・経営者向け 次世代経営者コミュニティ

脱下請けに成功し、年商20倍増を実現した社員思いの敏腕2代目

株式会社わっさんの理念とコンセプトを教えてください。

「株式会社わっさん」の理念からいきますと、「わっさん」これは 私の小学校の頃のあだ名なんです。「株式会社ラヴォックス」を父から譲ってもらって、今があります。「Love Ox(ラブ オックス)」で「愛する牛」・「愛される牛」ということで、「ラヴォックス」と名付けられています。どうして「愛される牛」なのと思われると思いますが、名字が牛嶋だから、「愛される牛」なんです(笑)「わっさん」と小学校の頃に呼ばれていたとなると、随分と渋いあだ名だなと思われるかもしれませんが、「わっさん」は、私の下の名前の「渉」からとられたあだ名なんです。ですので、小学校の頃には、みんなに「わっさん」「わっさん」と呼ばれていました。

ちなみに「わ」が3つで「わっさん」なんです。「渉」の「わ」もあるし、和む(なごむ)の「わ」もある。当然、それは輪っかの「わ」もあるし、あとはやはり笑いの「わ」なんです。これが理念で、やはり笑いというのが私のテーマでもありますし、とても重要だと考えています。

コンセプトは、「販売で日本一になる」というのを目指しました。「販売で日本一になる」というのは、楽天とかアマゾンとかさまざまな販売チャンネルがありますが、Face to Faceでという思いですね。人脈を生かして日本一になるという思いで「株式会社わっさん」を立ち上げました。

本業とは別に株式会社わっさんを立ち上げたきっかけは何でしょうか?

今でこそ順調な株式会社ラヴォックスは、父から譲り受けた時は年商7000万のはんだ付け専門の下請け会社でした。仕事もそれだけに特化していました。企業から夜10時に払い出しの依頼がありました。そして、翌朝の8時半には、依頼されたモノを納品するという仕事で、その時代では一応勝ち残っていました。たとえるなら、早くて安くてうまい、○○屋のレベルだったと思います。それをパートさん10人ぐらいと現会長の体制でやっていたのですから。当然私も夜遅くまでやっていました。夜の2時までやって、朝の5時まで呑んで、8時半から仕事へ行くという生活をずっと続けていました。そんな中でも飲んでいましたからね。(笑)ですから仕事をしているうちに、脱下請けを考えるようになりました。「親父、このままでいいのか?社員は金稼ぎの道具ではない!」という葛藤の中、親父と縁が切れるまで随分と喧嘩をしました。そして今があります。

現在の株式会社ラヴォックスは、社員60人位でおかげさまで年商15億円です。株式会社ラヴォックスが元気な今のうちに、もう一本の柱を作っていきたい、何があっても社員は守らなくてはいけないという考えのもと、「わっさん」を立ち上げました。ですので、リスクマネジメントの意味合いもあります。

株式会社わっさんの事業内容や商品について具体的に教えてください。

今年で3期目となりますが、天然ミネラルイオン業務用除菌消臭剤「ナチュラルハビット」を現在販売しています。「ナチュラル」は自然であること、天然であることといった意味で、「ハビット」は習慣や習性という意味です。要するに「ナチュラルハビット」というのは生活習慣という意味です。コロナウイルスの煽りで、おかげさまで販売がただ今絶好調です。2月から4月は特に売り上げが伸びています。販売は、Face to Faceですが総代理店を立て、その下に10人の枠を作るというやり方で進めています。従業員は皆人脈がありますから、このやり方なんです。総代理店は、商品を販売する業務がメインではありません。総代理店の傘下にある複数の代理店の業績や管理、顧客フォローについての現状把握により、指導や対策を講じることがメインとなります。「ナチュラルハビット」の他には自社製品や私が必要だと考えている製品を製作中です。詳細は今はまだお話することができませんが。

ナチュラルハビットは、天然ミネラルイオンを主成分としています。ノロウイルス、インフルエンザ、O-157、大腸菌などのウイルスや細菌をpH2.5の天然ミネラルイオンで一瞬に根こそぎ除菌・消臭する商品です。風呂場や水回りの防カビ、汗、タバコ、ペット・トイレ・生魚臭等)の消臭にも使えます。特許取得済みの製法で除菌・消臭効果を発揮します。

ウイルスや最近の不活化効果の試験結果では、高い不活化効果が確認されています。除菌・消臭対象に直接スプレーするだけで瞬間除菌できる商品です。手が荒れず、体に害がないので安心して使用が可能です。

本業である株式会社ラヴォックスの事業内容について教えてください

今年で34期目となります。「わっさん」を立ち上げる前からある本業です。一言で言えば、電気のお医者さんです。メーカーさんが修繕することができないものや、買い換えの効かない電子機器の修理や解析、保全を行っています。技術者は電子回路開発者出身です。開発目線で解析していくので、修理方法や壊れやすいポイント、完全に壊れてしまう前の対策が可能となります。保障期間や部品、図面がない場合でも、基板修正や復刻で蘇生することが可能です。また、8000社の故障データを蓄積していますので、どうして壊れたかの原因を解析し、次に活かせるよう予防保全対策をしますので、安心していただけると思います。社員と共に夢をもつというのが私の信念です。社員が増えると、新しいアイデアも増えます。そのことで新しいアイデアを取り入れた別の社員がさらにアイデアを閃かせることで良い連鎖が生まれ、無限の可能性があると強く信じています。一人一人の個性や特長を活かし、何事にも前向きに取り組めるよう、ポジションや職種に関係なく、全社員が積極的に意見を述べたり、チャレンジしていけるような環境を意識して創るようにしています。父から譲り受けた頃と比べると、お陰さまです年商が2倍以上となりました。これもひとえに共に頑張ってくれている社員とお取引をさせていただいているお客さまのお陰であります。現状に満足せず、社員と共に成長し、よりよい環境を創っていこうと考えております。

3年後、5年後、10年後のビジョンについて教えてください。

日本一になるという思いはやはり、「わっさん」でいうところの「笑い」と「輪」というのがポイントなんだと考えています。

「笑い」と「輪」で仕事をしていく。やはり厳しいから。そんな「笑い」と共にですね。

「輪」があって「笑い」がある、「笑い」があって「輪」がある。それはね、いい意味での「笑い」なんだと思うんですよね。

厳しい中での喜びというか「笑顔」の「え」なんですよね。「笑い」というのはですね。

そこが、本社の製造業だとなかなか「お客様の直接の笑顔」を見られないですからね。

私自身が笑いに飢えていたのです。飢えて本業と別の仕事をやってしまう社長と一緒なのかも知れません(笑)目の前で、目の前で見たいんですよね、あの笑顔が。そういうのに飢えていたもので、「わっさん」を立ち上げました。

この「笑い」を、幸せな時もそうでない時も皆さんと共に輪になって発展していきたいというような思いがあります。

よく、「お前は良いよな2代目で」って言われがちですけどほんとその通りです。親父がいて2代目で、あの土台があるから今があり、イノベーションが起こせたわけです。もともと何もなければ、イノベーションにはなりませんからね。

現在では、色々あった親父との仲はすべて修復され、おかげさまでもの凄く良好な関係に戻ることができたので良かったです。父あってこそと思うようになりました。

これからも、時流を読んでいきたいと考えています。

おそらく、今がゼロスタート感覚なんです。それはもう、株式会社ラヴォックスの2年後、3年後のビジョンではありません。この先の10年後、20年後、30年後のよくいう100年後というのをもう見据えてます。「次世代へ受け渡す。次世代がまた新しいことを考えていく。」この連続だと思っていますので、「牛嶋渉」ありきっていうのは100%ないですね。

パートナーズ経営者クラブに参加への期待や想いなどがあればお願いします。

私は人との出逢いは、一期一会であると思っています。例えば、パートナーズ経営者クラブに入り人と巡りあうとしますが、そこはノープランなので先はまだ分からないですよね。人と人は出逢ってみないと判らないですし、目的があるから逢うわけでもないですしね。こういった人と逢いたい!というのではなくて、まず「逢う」というのが私には先にありますね。そして、その人が何かをやっているからと近づくわけではないです。その出逢いの場を、今回の会に期待している感じです。ロマンチックというか出逢いは、私にとってはそれだけ大切だと考えているのだと思います。どちらかというと「出逢い」から何か産まれてくるものを感じて動くことをしているタイプなので、それを楽しみにしていますね。その後でしっかり、現実を作っていけたらと考えています。

牛嶋 渉(うしじま わたる)プロフィール

父より株式会社ラヴォックスを継承。
電子基板修理、電気機器修理、電子基板故障原因解析、予防保全コンサルティング、電子機器開発設計、リバースエンジニアリング(基板複製)、医療機器の製造販売と事業内容は多岐にわたり、不良解析力・半田技術力・部品調達力は国内一の実力を持つ。

2018年には、株式会社わっさんを設立。天然ミネラルイオン業務用除菌消臭剤「ナチュラルハビット」を販売。代理店の管理をおこなったり、新しい代理店の開拓などを行う総代理店を立て、販売に注力している。ナチュラルハビットに続く自社製品も現在制作中である。

記事一覧へ